真空管ラヂオの僕は、君の背中の麒麟の涙に見惚れる
レディメイドのロケットが宇宙に飲み込まれた様に見せかけて大尽が金銭を着服して往来に撒くので、皆赤色のリチウム電池の入れ替え時を知る 膝の裏の頭にターバンを巻きなおしたら、君はコーランを逆さから読み始めるから、僕はアカシックレコードを墨汁で塗りつぶす 咲いた兵隊はネジ巻き忘れて軒先で切腹 サイの角の上で君に求婚する僕は、煮干をぶら下げて走る君に恋する 「皇帝を擁立します!」と叫んだキコリは、間違えて自分の首を切り落とす算段なので、南瓜のマンガン電池の入れ替え時を一斉に放棄した ラーメンの上のナルトを食べ終えると、君は兎の腸でソーセージを作り始めるので、僕は馬の頭から化石を探す 歩く櫻は屍を隠しておけないので辞世の句無し
by tora_panda
| 2004-12-29 06:32
| 詩
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